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ここは地球とは次元が異なる星、「クロアーゼ」。
主人公達が生まれるはるか昔、2人の神がこの星を作ったといわれている。
一人の神は、魔法を自在にこなし、平和こそがすべてだと主張してきた「ローラ神」
もう一人は、武器を用い、力こそがすべてだと主張してきた「セヴァ神」
はじめこそは2つの力のつりあいは保たれていたものの、やがて数多くの民が生まれると、それぞれの神の信仰者が対立するようになっていった。
そして、クロアーゼが作られてから調度450年。ついに二つの信仰者の組織が争いを始めた。
ローラ神を信仰する「白の陣」と、セヴァ神を信仰する「黒の陣」に分かれ、戦い始めたのだ。
争いは勢力を上げてゆき、ついには国土争いにまで発展してしまった。
どちらの勢力も劣らないまま争い続けたが、やがて自分達が犯した罪に民は気づき始めた。
このままではいけない、と思った白の陣の民達は、それぞれの信仰者の領地を分け、争いをなくそうと試みた。
クロアーゼの大地の、東半分は黒の陣の領地、西半分は白の陣の領地に振り分け、島単位でも互いが平等になるようにしたのだ。
やがて民達は、それぞれの神を信仰しつつ国家を作り上げていった。
ローラ神を信仰する者たちは、「ホワイティア」という都市を中心に栄えてゆき、また、セヴァ神を信仰する者たちは、「ブラックキャッスル」という都市を中心に栄えていった。
そして、白の陣に住むものを天使と呼び、黒の陣に住むものを悪魔と呼ぶようになっていった。
450年の大戦が静まり、平和がつづいていた300年間。
しかし、クロアーゼが作られてから750年目の今日、新たな大戦の種が生まれようとしていた・・・。
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