Regalo

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「いいじゃないか。久しぶりに会ったんだし、これが運命の出会いかもしれないんだから。ね、ありさちゃん?」 「ありさは俺のだから手を出すな」 この時海翔さんは今日Regaloに来たことを後悔したらしい。 別の日にすれば良かったと。 「何で? 顔が同じなら高収入な俺の方がお買い得だよ」 そういう問題じゃないんじゃ? ……とは言えなかった。 「ひとまわりも上の年寄りを相手にするわけないだろ」 今にも兄弟喧嘩を始めてしまいそうな2人に、小さくため息を吐いた。 .
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