血海

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「やっと部活だー!」 放課後になり、私はすぐに部室へ向かった。 「こんにちはー」 そう言って部室に入ると、部員ではない一年生がたくさん居た。 (あぁ…授業中に完成出来なかった提出物を作ってるのか…) みんなミシンを使ったり色々作業をしている。 私は邪魔にならないように一番奥の机に荷物を置いた。 暫くして作業が終わったのか、みんなぞろぞろと帰って行った。 ヴ───… ヴ───… ヴ───… (誰のケータイだろ…?) 音の鳴った方を見ると、それはケータイではなくiPadだった。 (さっきの一年の忘れ物かな?学校に持って来るような物じゃないけど…) 画面をじーっと見ていると、iPadの電源が入った。
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