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――…
―…
幸せな夢を見ていた。
私は高校生で、その傍らにはゆーちゃんの姿。
あの頃は当たり前だったはずなのに今では遠い記憶となってしまった。
夢の中の私はソレをきちんと理解していて……
夢の中での幸せなのだと分かりながら、その幸せに浸っていた。
――どうか覚めないで……
そう祈るような気持ちで思いながら目一杯の笑顔を返した。
でも所詮は夢で……
私の心を読み取るかのように場面が一変し、あの日の場面に切り替わる。
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