幸せだった日々~変化~

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しかも長谷部さんは同じ会社に勤める人。 付き合っているわけじゃないが会社外で二人で会っているのは内緒。 誰にも言えない秘密の恋――それはまるで大好きなドラマのシチュエーションが更に私を夢中にさせた。 そんな二人の関係は突然の変化が訪れた。 相変わらず長谷部さんとは進展がないまま、一か月くらい過ぎた頃だった。 「前田さん……」 軽い食事の後、いつものバーでお酒をいただいて帰りのタクシーに乗り込もうとする私を長谷部さんが引き止めるように手を引いた。 驚き振り返えると私を見つめる長谷部さんと目が合う。 高まる鼓動と自然と近づく二人の距離。 そして私は初めてゆーちゃん以外の人と…… 長谷部さんとキスをした。 .
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