幸せだった日々~後悔と決断~

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それからの私の行動は自分でもびっくりするくらい速かった。 とりあえず一人で住むためのアパートを探した。 勿論、両親には妊娠の事はまだ内緒。 1人暮らしだって二十歳を過ぎたのだからと自立したいとの名目で何とか承諾を得ることができた。 着々と準備を進める傍らで両親が心配そうに見ているのが、すごく胸が痛んだが今は何よりも赤ちゃんを無事出産することが私の最優先事項だった。 相手が誰なのかも言えないのに両親が許してくれるわけがないのだから仕方ない。 でも、いつかは……、なんて願いながら私は家を出た。 普通なら出産の1か月前くらいから産休にはいるものだが、さすがに私の場合そうするわけにもいかない。 引っ越したのとほぼ同時に上司にみんなには内緒で退職届を出した。 .
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