幸せだった日々~後悔と決断~

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5年近く別居しているのなら、もしかしたらこのままずっとこのままかも、なんて自分の都合の良い方に願っていた。 ―――そんな都合よく物事が進むはずなんてないのに…… 二人の関係が急変したのは、それからわずか2ヶ月後のことだった。 それはあまりにも突然で…… あまりにも衝撃的で…… 私は大きな選択を迫られることとなった。 いつもなら前もってメールが来るのに、その日は突然で…… しかもホワイトボードには昼から得意先回りで遅くなるから直帰する、となっていたはずだった。 確かに待ち合わせの時間は、いつもなら別れる時間の22時過ぎで、メールをもらった時に違和感を覚えた。 それでも会いたいと思ってしまった私は迷うことなく『了解』と返信をした。 .
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