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今日は休日で休みと言う事もあり沢山の人が入場券を売る銀色の自動券売機に並んでいる。
その自動券売機は横に並んで全部で5台あるが全て行列が出来ている。
私は第1ゲートから一番近い列に並んだ。
暑い太陽のおかげで私の黒色のTシャツは汗でびっしょりと濡れている。
私の前の男の人はタオルで顔の汗を拭き取りながらぐったりとした面持ちで今にも倒れそうだ。
そんな光景を眺めていると私の番は来た。
私はお金を銀色の自動券売機に入れボタンを押しチケットが出てきた。
そのチケットを取り今度は第2ゲートに向かった。
自動改札機が横に3台並んでいる。
自動改札機やら自動券売機は駅にある自動改札機、自動券売機に瓜二つな位に形も色も似ている。
チケットを改札機に入れて私は公園の中に入った。
まず前方にひまわり畑が一面に咲き誇っている。
ひまわりをバックに写真を撮る人やひまわりだけを写真で撮る人もいる。
子供たちが走り回っていたり恋人同士が手を繋ぎ合い歩いていたり家族連れがベビーカーを押し笑いながら歩いていたりしている。
私はひまわり畑を見ながら道を進んだ。
赤と白の煉瓦で出来た大きい建物の博物館やターザン、滑り台、ジャングルジムと言った類のアスレチックや野球場ほどの大きさの青く透き通る様に綺麗な湖を超えた。
そして私のお目当ての森の入口に来た。
奥を見れば見るほどに先がとても暗く見えない。
この中町自然公園の三分の二が森になっている。
その森は先が深く広く大きいのだ。
森の中は様々な種類の緑が混合としている。
大きい大木の先の葉の緑であったり周りの雑草の緑だったり。
とても綺麗な緑色で幻想的になっているし一日中眺めていても飽きないほどの空間にもなっている。
冬になれば葉や雑草などが風に吹かれて揺れ静かな森には葉と葉がぶつかる音がする。
その音が滑らかで心地よい音になる。
逆に今の夏はとても静かで日の光が全く入らず森の中は影になる。
そして熱い気温が森の中に入れば涼しくなる。
寒すぎず暑すぎない気温になる。
森の中に入った私はいつも座るベンチを目指した。
森の中は複雑になっていて道に沿って歩かなければいけない。
道から外れれば迷子になってしまう。
コースから外れ探索をした青年が過去にいる。
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