思考、考察の記録

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私の名前は父が付けたが、それは実にとんちんかんで無意味、まさに空そのものだ。最近は更にそれが目立つ名前の子供も多い様だが、私の名前も冷静に考えてみれば空っぽなのである。 幼稚園のとき、誕生日のイベントでその月に誕生日のある子供の親が子供の名前の意味、由来を言っていくというのがあったのだが、皆それぞれの深い考えの上にある意味を言っていく中で、幼いながらに私は少しではあるが驚いた。 「海外でも通用するように」 である。私は産まれてすぐ、日本人としての誇りを1つ失っていた。「海外で日本人として誇れるような名前」ではない。他の国のなかでひっそりと、身を潜めるような名前を親が選んだのだ。
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