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とは言え、舞のいる旅館の目と鼻の先程の河原であった
はやる気持ちを抑えることなど出来ず。暑苦しくて寝れなかった日は大抵は苛立つ為、深夜遅くに外の空気を吸いに赴き、適当な場所を見付けては草の上で横になって星空を眺めてるか座ってるかだった
昨夜は眠れずにいたが、会いたい衝動には勝てなかった。足は自然と舞のいる場所に向かう癖がついたのかも知れない
河面を見つめて、釣り人が多くなってきた頃、翔は舞のいる場所に向かった
今日も、いつもと同じように語らい、変わらない笑顔を見る為、それだけの事だけど込み上げてくる気持ちは抑えることなど出来ずにいられるだろうか?
「翔、おはよう♪」
いつもと変わらない笑顔で出迎えてくれる舞
「おはよ。今日は調子良さそうだね」
「うん元気だよ。そう言う翔は…何か眠そうだょ」
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