シリーズ沙弥香と千鶴子~冬のほたる

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さて、その頃でありました。 アタシ・沙弥香と千鶴子はバイト休みを利用しまして神戸に遊びに来ていました。 アタシ・沙弥香と千鶴子は今どうしていたのかと言いますと、明石市大久保町ゆりのき通りにあるマンスリーアパートの一室で暮らしています。 バイトは、アタシ・沙弥香は第二神明道路の大久保インターの近くにあるヒラキ(くつの量販店)とJR大久保駅の近くにあるローソンのふたつをかけもちでバイトを、千鶴子は駅裏の酒場街にあるスナックでそれぞれ働いていました。 アタシと千鶴子は、ふたりとも39歳で独身であります。 もうすぐ40になる女ふたりでありますが、今はわけありまして西日本の各地を転々として暮らし続けていたのでありました。 アタシと千鶴子は、神戸阪急百貨店内にあるキャナルガーデンに遊びに来ていまして、この時は外にある屋台のコーヒー屋さんで1杯105円のコーヒーを買って海をながめながらお話をしていたのでありました。
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