【第2話】はじめての、夜

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  ……何だか、すごく、心地いい。 この温度は一体、何なんだろう。 それに、顔に、肌に、唇に感じる、柔らかいモノ。 とろけそうな熱が、体中に伝わっていくような気がした。 うわあ…… なに、これ…… あったかくて、ふわふわしてて、とろけそーで…… 「……きもち、いー……」 自然と口から溢れた言葉。 それを間近で聞いている人がいるなんて、思いもせずに。 .
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