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「おい、小競り合いはその辺で終わりにしておけよ。今日は神谷さんも来るんだからな」
その言葉に、急に緊張が増してくる。
そうだ、今日は、神谷さんに会えるんだ。
それも、一緒に飲めるなんて。
……想像するだけで、ドキドキし過ぎてどうしようもない。
「澪先輩っ!」
「っはいっ!?」
突然声をかけられて、裏返ったような変な声が出て焦る。
けれどユリナちゃんは気にする様子もなく続けた。
「楽しみですねぇ! 神谷さんと飲めるなんてっ!」
「そ、そうだね……」
もしや、ユリナちゃんも神谷さんのこと……?
そんな風に思うと、ちくり、胸が痛む。
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