ディスタンス

8/28
前へ
/28ページ
次へ
「カヤ。あたし、カヤのそういうところ、好きだよ」  モカちゃんの突然の言葉に、驚いて立ち止まった。 「えっと?」 「カヤの強がっちゃうところって、優しさでしょう? きっと軍司先輩も、ちゃんとわかってるよ」  な、な、なんで軍司のことで悩んでるってわかっちゃうの?  モカちゃんは、にこっと笑って私を見てる。  私は、降参して口を開いた。
/28ページ

最初のコメントを投稿しよう!

89人が本棚に入れています
本棚に追加