初夏
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親分格の男子は鬼の首をとったかのように薄ら笑いを浮かべている。 俺は相手にせず次の授業の準備をした。 無視をされた事でカッとなった親分格の男子はつかつかと俺の席に来て 椅子を蹴り上げた。 「カッコつけやがって!ちょっとこの前のテストが良かったからっていい気になんなよ」 罵声にも怯まない俺に親分格はトドメを刺した。 「お前なんて本当の親に捨てられたくせに!!」
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