初夏
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小学2年になった5月の半ば。 水商売をしていた母親は仕事帰り 泥酔しフラフラと車道を歩いていた所 車に跳ねられ事故死した。 いつものように酒と安物の香水と男の匂いを漂わせ コンビニで菓子パンを2つ買ってくる母親を俺は学校に行く時間が過ぎても待っていた。 口紅の色と同じ真っ赤な爪先をした手から手渡される菓子パンが俺と母親の1日の中での唯一の繋がりだったから。
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