【第3話】一夜あけて、

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  「……んだよ、高校生じゃあるまいし」 「年齢なんて関係ないのっ! お願いだから離れてっ!」 はあ、と大きな大きな溜息を吐いた長瀬は、面倒くさそうに私の目を覗き込んだ。 「本当に離れていいワケ?」 「……はぁ?」 その質問に、当然じゃないか、と眉を寄せる私。 しかし長瀬は挑戦的な目のまま、言った。 「離れたら、お前のカラダ、丸見えになるわけだけど」 「っ!」 慌てて身体を隠そうにも、その役割を担ってくれるものは何もない。 自分の腕をかき抱いて、胸が見えないようなんとかやり過ごすのが精一杯の抵抗だった。 そんな私を見て、失礼な長瀬は噴き出す。 .
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