【第3話】一夜あけて、

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  「っ、は、ははははははっ!!」 「っ!?」 長瀬が突然、弾かれたように笑い出した。 いきなりの大声にビクッとした後、私には長瀬がどうして笑っているのか全くわからず、ぽかんとした表情のまま。 なんとか、といった感じで息を整えた長瀬は、私の頭をくしゃっと撫でた。 「っ、はー、面白れーな、お前」 「な、何がよ……!」 「みんな知ってるなんて、嘘に決まってるだろ、バーカ」 「っ!?」 からかわれた。 その事実をはっきりと認識した瞬間、堪えきれない怒りがわき上がってくる。 「な、が、せぇ……!」 「何だよ、バカ」 「あんたねえっ!」 言っていい嘘と悪い嘘があるでしょ!? ……そう叫ぼうとした私の唇を、長瀬の唇が塞いだ。 .
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