【第3話】一夜あけて、

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  「っきゃあああああ!!!!!」 「っ!? な、何だ!?」 突然の大音量に、すやすや眠っていた長瀬が飛び起きる。 と、同時になぜか、私を抱きしめる腕に力を込めた。 肌と肌が密着する温度に、私の頭はショートしそうだ。 「いやあーーー!! 何なのっ、離してよーーー!!!」 「ちょ、うるせえバカっ!」 「もがっ!!」 大きな手で思いっきり口を塞がれた。 じたばたと抵抗しようにも、力の差は歴然で。 体ごと、長瀬に捕われている状態になってしまう。 「ふううーーー!!!」 「でかい声出すんじゃねーよ、近所迷惑だろーが!」 「むうーーー!!」 抗議の声をあげようにも、その手に阻まれて叶わない。 それどころか、私の体をさらに強く引き寄せてくる。 .
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