【第3話】一夜あけて、

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  「ううーーー!!」 「うるせーな、大人しくするなら離してやる」 「んむっ!?」 息苦しさを感じながらも、その提案に反応する。 頭の上から、深い溜息が落ちてきた。 「お前、その様子じゃ何にも覚えてねーとか言うんだろ」 「ふうっ……!」 全くもって、その通り、だ。 私とは違い、長瀬は“何があったのか”を覚えている、らしい。 「静かにするなら説明してやる。どうする?」 「んむう……」 拒否権は、ない。 私は渋々頷き、暴れようとしていた体から力を抜いた。 すると長瀬は「……よし」と呟いて、私の体を反転させる。 .
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