【第4話】一夜の過ち、ではありません

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  でも、ひとつだけ、わかった。 やっぱりあの夜、私は長瀬と飲み直しに行ったんだ。 どんな返事を返したか全然覚えていないけど、記憶が飛ぶほど酔っていたと考えると……間違いなく「行く!」とか何とか言って、頷いている気がする。 私は飲み始めると楽しくなって、もっと飲みたくなるタイプだから、だ。 あああ、それにしても。 何だって私、長瀬なんかとあんなことに。 後悔してもしきれない。 今朝の様子を見ていればわかる。 これからあのネタで散々な目に遭うであろうことは容易に予測できた。 .
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