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『迎えに行くから、家で待ってろ。拒否権なんてねーぞ。理由はわかるよな?』
……いやにキレイな字さえ腹立たしい。
私はキッと長瀬を睨んだ。
「お前のこと、ぺらぺら喋ってもいいなら、断ってもいーけど?」
……理不尽だ!
その笑顔と口から出てくる言葉のギャップがひどい!
青ざめる私の肩をぽん、と叩いて、長瀬は言った。
「いいコで待ってろよ?」
あああ、もう。
思いきり殴り飛ばしてやりたい。
そんな思いを胸に、歯を食いしばって小さく頷いた。
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