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『少しは思い出した? 俺とのセックス』
目に飛び込んで来たその言葉に、反射的にウインドウを閉じた。
途端、「くっ」という笑い声が耳に届いて、そろりと長瀬の方を向く。
ヤツは私の動揺を嘲笑うような素振りを見せていた。
ぎりっと歯が鳴る。
……ふざけてる……!
私の動揺を嘲笑うような長瀬に、ぎりっと歯が鳴る。
せめてもの抵抗とばかりに睨みつけても、ヤツには全く効果がない。
私は感情的になって閉じたメールのウインドウを再度開き、速攻で長瀬からのメールを削除した。
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