【第4話】一夜の過ち、ではありません

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  なのに、追撃するかのようにまたメールが届く。 ……心底面倒くさい。 そう思いつつ、とりあえず開いた。 そこに書かれていたのは。 『今日もしよーね、ミオ』 ガタン! 反射的に立ち上がってしまったことで、周りから注目を集めてしまう。 「す、すみません……」 小さく謝って、すとんと椅子に座り直す。 隣の男は肩を震わせて、笑っている。 ……コイツ、本当に信じられない……! イライラし過ぎて平静を保てない。 私は態勢を立て直すため、席を立った。 .
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