【第4話】一夜の過ち、ではありません

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  「澪先輩っ! いくらなんでも出し過ぎですぅっ! ほら、お腹の方びしょびしょですよぉ!」 「え、あ、うあー……ほんとだ、ごめん……」 「んもう、どうしたんですかぁ! ボーッとしてぇ!」 「は、はは……」 オレサマな同僚と、不本意にもカラダの関係を持ってしまい。 それをネタに、面白がられて脅迫されてまーす……。 なんて、言えるはずもなく。 私は深い深い、溜息を吐いた。 「あ、そうだ! この間、長瀬さんとどこ行ったんですかぁ?」 「へっ!?」 突然投げられたアイツの名前に、動揺してしまう。 .
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