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「金曜日のことですよぅ! 飲み直すーとか言って、2人で路地の方入っていっちゃってぇ! 私も一緒に行きたかったのにぃ……」
「え、どうして来なかったの?」
「修平ですよぅ……! あのバカ、一緒ならタクシー代割り勘できるからとか言って、無理矢理連行されたんですよぉ……!」
「そ、そう……」
ユリナちゃんは回想しながら、怒りまで思い出しているようだ。
「アイツめ……!」と呟きながら、ふつふつと、怒りがわき上がっていく様子が見てとれる。
障らぬ神に、祟りなし。
そう判断した私は、ユリナちゃんに「これ、ありがとう」と言ってタオルを返し、席に戻った。
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