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「伊達 平次郎(ダテ ヘイジロウ)。
二十七歳だ。
まぁ、よろしくな」
だるそうに髪を掻きながら喋るのは、髪にパーマの掛かった長身の男。
顎髭とちょび髭がワイルド感を増し、スーツの着こなしもなんとなくだらしがない。
次の順番は新木であったが、彼女が何も言うよりも先に、部屋が急に明るくなったのだ。
自己紹介を残り八人として、あの大画面の電源が勝手に点いたのだ。
そこに映し出されたのは、部屋にいた十二人誰もが想像もしていなかった内容。
そして目の当たりにしても信じることの出来ない内容だった。
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