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もう、逃げられないーーー?
ぶんぶん、頭を振って。
その考えを追い出そうと必死になった。
……大丈夫、どうせ、すぐに飽きる。
飽きて、すぐに解放してくれる、はず。
それは希望的観測過ぎて、アテにはならない。
ただの私の願望でしかない、けれど。
そう考えでもしないと、冷静になれそうになかった。
何を考えているのかわからないけれど、主導権はまだ、長瀬にある以上。
私にできるのは、隙を見てそれを奪い返すことか、あるいは、早く長瀬に飽きてもらうこと。
……憂鬱過ぎて、大きな溜息が出る。
いつの間にか私は、明らかな負け戦に、乗り出してしまっていたのだ。
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