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私はある私立高校に通う黒崎 鏡花(くろさき きょうか)15才。毎日毎日喧嘩に明け暮れている日々を送っている。好きで喧嘩しているわけではないが。勝手に向こうが喧嘩を売ってくるから丁寧に買っているだけ。
「おはよう、みんな。」
私は教室に入り挨拶をする。
「また黒崎か?お前はたまには早く来いよ。」
そう。今はもう3時間目が始まったころ。
「うるさい。私に命令するな。」
私はギロッと睨む。クラスメイトは私に期待しているような視線で見つめている。
「命令ぐらいするに決まってるだろ!俺は教師だぞ!お前は生徒だ!」
「誰に口を聞いているかわかっているのか?」
なんだこいつ。私は自分より下の奴に命令されるのがいやだ。というか許さない。今まで私に命令した奴は潰してきた。
「黒崎・・!!」
「私の名前を気安く呼ぶな!」
ガンッ
私は勢いよく教卓を蹴る。
「!?お、おいっ落ち着けっ黒崎っ」
「うるさい!私の名前を呼ぶなと言っているだろ!お前は日本語がわからないのか!?」
「落ち着きなよ。鏡花。停学になっても知らないよ?」
そう言って私の側へよってきたのは昨日私に告白してきた暁 レイン(あかつき れいん)だ。
「レイン・・わかった。」
レインは一見真面目そうに見えるが私よりはるかに喧嘩が強い。だから私がピンチの時はいつも助けてくれる。私達はいつも一緒にいるからな。
「ってか、遅れてごめんね。鏡花。僕がいたらもう少し冷静になれたよな。」
チュッ)
「なんで公衆の面前でこんなことできるんだよ。」
「いいから席つくよ。」
「うん・・。」
あーあやっぱり来なきゃよかった。3時間目は数学だ。全然わからないし。んーー眠い~。うとうとする・・・。
ーーーー気づいたらもう授業終わってた。
「鏡花おはよう。昨日の夜あんなに寝たのにまだ寝るの?」
「んー。眠い~。おやすみぃ」
「次日本史だよ?それでも寝る?」
日本史!?
「寝るわけないじゃんっ」
と、そこへ、
「黒崎ってやついる!?」
うわ、今かよ。
「はーい私でーす。いいよ外出ようか。」
「なめてんじゃねーよ1年が!!」
「お前こそなめるなよ。というか、もう少し言葉の使い方を考えろ。」
「うるせー!黙れ!!」
ガッ
「私に命令するな!!!殺すぞテメー!そんなに死にてーのか!?お望み通り殺してやるよ!テメーらいっきにかかってこい!!」
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