第1話

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私はある私立高校に通う黒崎 鏡花(くろさき きょうか)15才。毎日毎日喧嘩に明け暮れている日々を送っている。好きで喧嘩しているわけではないが。勝手に向こうが喧嘩を売ってくるから丁寧に買っているだけ。 「おはよう、みんな。」 私は教室に入り挨拶をする。 「また黒崎か?お前はたまには早く来いよ。」 そう。今はもう3時間目が始まったころ。 「うるさい。私に命令するな。」 私はギロッと睨む。クラスメイトは私に期待しているような視線で見つめている。 「命令ぐらいするに決まってるだろ!俺は教師だぞ!お前は生徒だ!」 「誰に口を聞いているかわかっているのか?」 なんだこいつ。私は自分より下の奴に命令されるのがいやだ。というか許さない。今まで私に命令した奴は潰してきた。 「黒崎・・!!」 「私の名前を気安く呼ぶな!」 ガンッ 私は勢いよく教卓を蹴る。 「!?お、おいっ落ち着けっ黒崎っ」 「うるさい!私の名前を呼ぶなと言っているだろ!お前は日本語がわからないのか!?」 「落ち着きなよ。鏡花。停学になっても知らないよ?」 そう言って私の側へよってきたのは昨日私に告白してきた暁 レイン(あかつき れいん)だ。 「レイン・・わかった。」 レインは一見真面目そうに見えるが私よりはるかに喧嘩が強い。だから私がピンチの時はいつも助けてくれる。私達はいつも一緒にいるからな。 「ってか、遅れてごめんね。鏡花。僕がいたらもう少し冷静になれたよな。」 チュッ) 「なんで公衆の面前でこんなことできるんだよ。」 「いいから席つくよ。」 「うん・・。」 あーあやっぱり来なきゃよかった。3時間目は数学だ。全然わからないし。んーー眠い~。うとうとする・・・。 ーーーー気づいたらもう授業終わってた。 「鏡花おはよう。昨日の夜あんなに寝たのにまだ寝るの?」 「んー。眠い~。おやすみぃ」 「次日本史だよ?それでも寝る?」 日本史!? 「寝るわけないじゃんっ」 と、そこへ、 「黒崎ってやついる!?」 うわ、今かよ。 「はーい私でーす。いいよ外出ようか。」 「なめてんじゃねーよ1年が!!」 「お前こそなめるなよ。というか、もう少し言葉の使い方を考えろ。」 「うるせー!黙れ!!」 ガッ 「私に命令するな!!!殺すぞテメー!そんなに死にてーのか!?お望み通り殺してやるよ!テメーらいっきにかかってこい!!」
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