【第6話】思いがけない、お誘いと

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  ああ、何だろう、この感じ。 神谷さんてば、可愛い、なんて。 そんなこと言ったら、失礼なんだろうな。 でも本当、可愛いんだから仕方ない、よね。 堪えようにも、一度決壊した堰は戻らず、私はくすくす笑ってしまった。 むくり、起き上がった神谷さんが不満そうに言う。 「……どうして笑うの」 「……どうしてでしょう……? っ、ふふふっ……ご、ごめんなさい……っ」 謝りながらも、笑いは止まらない。 拗ねたような顔をした神谷さんは、「参ったな」と呟いて頭をかいた。 「酔いが回ってる、ってことで処理してもらえると助かるよ」 「そうします……ふふふっ……」 そう言いながら、私はまだ笑い続けた。 神谷さんは「羽村さんは笑い上戸なんだね、覚えとくよ」と言って苦笑いを浮かべていた。 .
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