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寒い。
窓から朝日が差し込んでいるのに気づき、勢いよく体を起こす。あたりを見渡す、俺の部屋にベッド、テレビに足の短いテーブルなど、いつも通りの景色。
「……昨日の…やっぱり夢か、やたらリアルだったな」
死ぬとか墜ちるとか、魂喰うとかわけのわからない夢だった。
もう一度あたりを見渡す、やはり夢でみた少女、メリアーダはいなかった。それを確認した俺はやはりあれは夢と自分に言い聞かせた。
「ま、あんなことが現実に起こる訳ないよな」
俺は死と言う危機が無くなったやいなや、安堵した。
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