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「そうなった場合、堕ちる、有り体に言ってしまえば人間としては死に、人間とは別の存在になる。」
は…………?
ちょっと待て…死に?
「……な、なんで死ぬんだよ?なんで、そうなるんだよ!別の存在になるって…一体何なんだよ!」
俺は急に突き付けられたら死に動揺し、声を荒げた。
「落ち着け、別に今すぐ堕ちると言うわけではない。」
これが落ち着いていられるか。
「死ぬ、と言ったな。それは私達とは異なる存在、そいつらがお前のような駄目な人間が更に駄目な人間、つまり堕ちきったら魂を喰われ、そいつらの眷属にされ永遠に成仏も出来ず、眷属として人間の魂をただひたすら喰らう存在へと変わる」
堕ちる?眷属?魂を喰う?人として、死ぬ?
訳が分からない。どうしてこんなことになった?
俺はなんとか理解しようと、必死に頭を使う。そんな中、相手は更に続けた。
「私達側としても、人間を喰われ眷属が増えるのは良いことではない。だから観察、干渉して契約を交わし死を未然に防ぐのだ」
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