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「ええ、そうよ……貴方のパソコンをこっそり見てしまった綾ちゃんは、井上七海の存在を知っていた。
亡くなったお母さんの話を聞いて私、思わず色々教えてしまったの。りんはもしかすると、井上七海かも知れないと。
――私、貴方と綾ちゃんを助けたいの!!!! 一刻も早く離婚をして欲しい!!!! あの女から離れて欲しい!!!!」
――りりか……そんなにも俺のことを?
「俺……別れられるのかな。あの時も大変だったんだ、逃げるのに」
「大丈夫。今の貴方にはケアが必要よ……私がずっと側にいるから安心して……
猿田先生は、りんの事が好きみたいよ。先生にプレゼントをしてみてはどうかしら?」
――猿田先生が? どうりで毎晩現れるわけか……。
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