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そんなに俺って信用出来ないのか?
「帰るわ」
「頑張れよ」
「あぁ」
急いで"Earth"を飛び出した。
とにかく茜の顔が見たい。
どれだけ不安な思いをしているのかと思うといても立ってもいられなくて、タクシーを止めてまっすぐ茜のマンションに向かって走らせた。
いつも降りるコンビニの前でタクシーを降り、茜のマンションを見上げても部屋に明かりは点いていない。
用心のためか?
とりあえず行ってみるしかないな。
「あれ? 吉岡さんどうしたんですか?」
聞き慣れた声が俺の名前を呼んだ気がして、振り返ればコンビニの袋を提げた茜がコンビニから出てきた。
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