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「オフィスに戻って連絡してきます」
「よろしくお願いします」
フランクさんをその場に残して1度オフィスに戻ると、やっぱりのりちゃんが心配そうに待っていた。
「エミリーさんが元気そうならちょっと行ってくる。様子見ておきたいし、ちゃんと食べてるか気になるから」
「うん、今日は仕事もう終わるしこっちは大丈夫だから」
普段ならついて来ると言いそうなところだけど、何かを察知したのりちゃんはあっさり引き下がった。
エミリーさんに電話をすると、まだ本調子ではないようだけど起きているらしい。
これから様子を見に行くというと、かなり嫌そうな声で返事が帰ってきたけど拒否はされなかった。
秘密を共有しているからかな?
エミリーさんの部屋に行くと、昨日とは打って変わってきっちりと身なりを整えた状態で迎えられた。
「やっぱり来ると思ってた」
私の後ろに立っているフランクさんの存在もわかっていたようだった。
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