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21 #2
『また黙った。』
「あ、ごめん。」
『いやいいけど、もう家?』
「ん?今から帰るところ。」
『え、今まで仕事してたの?雅ちゃんは偉いなあ。』
「なっ…」
一瞬にして顔が、身体中が熱くなったのが分かった。
優しい声不意打ちはズルい。
…なんて、嶺にとっては知ったこっちゃないんだろうけど。
「要領悪いだけだよ。」
『…可愛くなーい。
そういう時は“でしょ?“とか“ありがとう“って笑っときゃいいんだよ。』
「そ、そうなの?」
『そうなの。
そんな事よりお姉さん、勿論ご飯はまだだよな?』
「うん。おなかすいた。」
『今アスカ達とご飯来てるけど雅ちゃんも来ませんか。』
「い、行く!!」
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