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「…雅。」 「あ、凌おはよう!」 自分の席についてパソコンを開いた私の背後から聞こえた声に振り向けば、何故か怖い顔をした凌がたっていた。 「おはよ。…じゃなくて!なによあんたその顔。」 「へ?」 「…泣いたでしょ。」 「…あ、あはー。凌ちゃんはなんでも分かっちゃうねえ。 昨日借りたまんま見てなかったDVD見てたらそれが感動もので…」 「雅。」 「ん?」 「"なんでも分かる凌ちゃん"を欺けるとでも?」 「…っ」
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