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「みーやび。」 泣きかけて俯く私に聞こえた真横からの優しい声。 「…っ。ありがとう、ございます。」 精一杯の笑顔を作ってそう言えば頭を数回撫でられる感覚と皆の笑い声が聞こえた。 「どういたしまして。俺は何もしてないけど。」 「ほんと、テツは何もしてないわよね。…雅ちゃんの泣き虫ー。」 「ほらほら、飲もう?」 私、は幸せものだ。
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