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「おめでとう、雅。」 「ありがとう。凌のおかげだよ。」 「私は何も。――嶺さん。あの時は失礼な事言ってすみませんでした。」 数日後、嶺と凌と私の三人でご飯を食べにいった。 それぞれが、ちゃんと話せる場を設けたいと思っていた。 特に私は、二人揃って凌に報告したかったし謝りたかった。 「いや、こっちこそ…。 キスしていたのは事実だし、それを見ていたら誰でも勘違いする。 それに―― 大事な友達泣かしたわけで。」 大事な、の部分でこちらに目線を送る嶺はちょっと困り顔。
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