番外編103

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村下孝三「初恋」ではありませんが、毎朝、明石駅から学校まで一緒に歩きます。学校までは登りで、30分位かかるのです。至福の時でした。 ただ、段々と朝の待ち合わせに、「ノコちゃん」は遅れてきます。時間にわりと正確な私は頭に来ます。怒ります。 段々「ノコちゃん」の気持ちが離れて行きます。3ヶ月の「初恋」でした。友達からは「太鼓も叩いてみるもんや」と囃し立てられましたが、あえなく終わってしまいました。
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