748人が本棚に入れています
本棚に追加
何をやってるんだろう。
何かにつけて、まるでこの前見た海洋ドキュメンタリーに出てきた小判鮫みたいに、ピッタリ貼り付いて離れない問い掛けの言葉。
それは、仕事にだったりそれ以外の事にだったり、兎に角
いつでも何処でも。
いや、違うかも。
問い掛けが過るのは、いつだって"それ"が終わった後。
それも、問い掛けたところで今更あまり意味もないようなタイミングで。
例えば、手一杯の所に新たにわいてくる仕事を、なんとか身体に鞭打って仕上げた時とか、
今みたいに、とりとめの無い話で電話を切ってしまった後とか。
何でだろうね。
仕事してる時も電話してる時も、その時は引っ掛かる事なんか何も無いのに、
後からじわじわ満ち潮がやって来る。
くすんだ霧みたいな不快感とか、変に蟠る焦燥感とか。
あー、でも――――
最初のコメントを投稿しよう!