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信じよう。
「はい、信じてます」
「それでいい」
ホッとしたように力の抜けた海翔さんの腕に、彼も多少緊張していたのだとわかって、思わず笑みが溢れた。
それからしばらくすると、噂も静まり元の落ち着いたオフィスに戻っていった。
誰に聞かれても『興味ない、仕事しろ』の一点張りで、まともに取り合って貰えなかったからだろうけど……。
幸恵も大丈夫だって言ってくれているし、余裕はないけどパニックだけは避けられている。
でも、良くないことって続くんだよね。
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