正々堂々

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自分のデスクに戻ると、幸恵が肩を震わせて笑っている。 「どうしたの?」 「片岡さん、ありさが心配で心配で外回り行かないで待ってたんだよ。さっきの資料は他社の。本当解りやすい人」 尚も笑い続ける幸恵に苦笑いを返して仕事に取りかかった。 チラリと部長の部屋を見ても、まだ社長室から戻っていない。 何故社長室なのか? 全く見当もつかない。 でも、信じると決めた。 何よりも大切な海翔さんを信じたい。 .
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