正々堂々

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「ああ、たまには飲みに行こうと義兄さんに言っておいてくれ」 「はい。では失礼します」 深々と頭を下げて社長室を後にした。    * * * * * * * * 「須藤さん、悪いがこれ経理に届けて」 珍しく課長が雑用を振ってきた。 後輩たちも何故? という顔をしているけど、代わりに行こうとはしない所が今時なのか? 「はい」 私の代わりにイラついている幸恵をスルーして、課長のデスクに向かうと、こそっと小さな声が聞こえた。 .
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