正々堂々

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一頻り泣いた後会議室を出ると、給湯室の前でコーヒーを啜っている幸恵がみえた。 「行っておいで。俺は社長室に行ってくるから」 ゆっくり背中を押され、小さくうんと頷いて幸恵のもとに向かう。 「酷い顔」 「ごめん」 「はい、お化粧直してきなさい。みんなありさが戻ってくるの待ってるよ。いろんな意味で興味津々だからね」 「ありがとう」 手渡された化粧ポーチを持って化粧室に向かった。 .
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