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朝がやってきた。
いつもと何か違う。
あたりを見渡すとところどころ違うところがある。母ちゃんが掃除でもしたのだろうか?
畳が高級感のあるカーペットに
俺が寝ているのは布団ではなく、ゴージャスなベット。
上にはシャンデリア、右には絵画
部屋の面積は約10倍ぐらいになっている。
そして、今隣にいるのが母ちゃん。
髪が全部白髪になった。髪は老化現象が進んでいるのに肌は見違えるほど若返っている。
現場を理解し頭が混乱している。
なに?なにがあったの~?
朝起きたら?部屋が?180度違う…
「起きたらそこは、普通の日常だった」
そんなんじゃない!
「起きたらそこは、魔界だった」
それと同等じゃねぇか!
「整理がつきましたでしょうか?」
急に声をかけられハッと振り向くとそこにいたのは母ちゃん…ではなく、
メイド?ゴスロリな服に白い髪、光が当たると優しく青に薄っすら光る。
肌は白くなにより美人である。
「うん!すっきりさっぱり!よくわかったよ!」
「そうでございますか、それでは単刀直入に…」
「て…おい?整理がつくわけ無いだろ!
なにスルーしてんの?」
思わずツッコミをいれてしまう。
「話が長くなりますので、大胆に説明いたしますと、あなたは命を狙われていますので、私がボディーガードとしてあなたを守ります」
「は?」
「わかりませんでした?ではもう少し詳しく説明いたしますと。アルデルト銀河に住む人々がなんらかの攻撃によりあなたを殺します。」
「オワタ\(^0^)/」
こう反応するしかなかった。
「ふざけてます?」
え…ちょっとキレれらた、え?
「こっちのセリフです。」
なのでこっちもすこしキレてやる。
「嘘じゃないです。」
「こっちのセリフです。」
「ふざけてますよね?いい加減にしないとぶっ殺しますよ?」
「こちらの…」
言いかけたときだった。
首に冷たい何かが当たっている。
メイドはそこにはいなかった。
もうすでに俺の背後…オワタ
「いずれにせよあと3時間の命、ここで殺してもかわりませんか?」
「な…なに言って…」
メイドはさらにナイフを押しあてた。
「私のいうこと聞けますか?」
「はい…」
「では3時間後にまた来ます。」
メイドは消えた。
あー…俺の人生。童貞17歳学歴もスポーツも俺の辞書にレッテルという文字がないつまらない人生だった…
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