小ネタ

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お題【萌え袖】青紫 信ちゃんはもともと、萌え袖とかそういう類が好きじゃない。 それは重々知っているけれど。 これはずるいやろ。 「信ちゃん」 「ん」 「なんで萌え袖なん?」 「ん?あ、コレ?無かってん他の」 普段外出る時というか、仕事の時はきっちり着てるのに なんでこういう時は油断するんやろう。 そういう天然なところも、可愛くてすきやけどね。 でもね、でもね。 「…どうしたん、ヤス」 「アカンよ」 「なんよ、今日はやらんで」 そんなこと言っても仕掛けて来たのはそっちやし 今更そんなん言われても知らんもん。 今の状態はいわゆる緩い壁ドン状態 この後どうなるだろうとかはわかってはいても 信ちゃんは危機感が無いから意味が無い。 ちなみに信ちゃんは座っているから 信ちゃんが俺を見上げる姿勢。 堪らなくなって俺は優しくキスを落とす。 ああ、ヤバいかも。 このまま理性保っていけるかなぁ。 「信ちゃん」 「ん?」 「好き」 「うん」 「大好き」 「ん」 「愛しとる」 「…おん」 恥ずかしげに目を伏せる行動は狙っているようにしか見えなくて。 俺はそのまま思うままに手を、口を動かしていった。 end
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