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私は蟹江さんを探しに行こうとしたけど、善彦まで心配してしまう………
「何百面相してんだ?」
私は振り返った。後ろには、善彦が立っていた。
「その様子だと蟹江が………」
「善彦、私…………」
「分かってる……獅子堂先輩に連絡すればいいだろ?」
確かにそうだけど………私は蟹江さんを…
「あと、蟹江を探しに行きたいだろ?行ってこい。俺が電話でナビゲートする……」
「ありがとう。でもどうやって捜すつもり?」
「俺ら金持ちを狙う輩がいるから、GPSのついたケータイを所持している…蟹江のケータイにもついているからな。」
なるほど、GPSを元にナビゲートするのね。
「分かった。行ってくるね、私の行ったことを守ってよ!!」
私は、蟹江さんを捜しに行った。
「善彦、リラちゃんが戻ってきて良かったね。」
「あぁ、俺の片思いだったからな…」
善彦と善彦のお母さんがこんな会話を知らずに………
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