0人が本棚に入れています
本棚に追加
/35ページ
31話~ボディガード~ #2
「リラ、今日蟹江と獅子堂先輩の結婚式があってな、お前の為にブーケを手に入れた。次は、俺らの番だから、早く目を覚ませよな。」
俺は、リラの枕元にブーケを置いた。
すると、星崎が入ってきた。
「鷲尾、結婚式はどうだった?ほら、お前が来るようにと思って、差し入れのコーヒー買ってきた。」
「あぁ、ありがとな。」
俺は、星崎からコーヒーを受け取った。
「鷲尾、お前はリラのことが好きなのか?」
「いきなりどうした?!」
あっぶねぇ…コーヒー飲む前に吹き出すかと思った。
「俺、お前を追い詰める為にリラを利用した。でも大会の時、優勝したリラの笑顔を見て、一目惚れしたんだ。」
「お前…まさか!?」
まさか…本当にリラを奪うつもりなのか?
「いや、お前からリラを奪うつもりだけど、リラの事を諦めるよ。」
「星崎……てめぇ、紛らわしい事を言うな…💧」
すると、ケータイが鳴った。
「ここ病院なのに誰なんだ…?」
ケータイを開いたら、克哉からだった。
最初のコメントを投稿しよう!