31話~ボディガード~ #2

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31話~ボディガード~ #2

「リラ、今日蟹江と獅子堂先輩の結婚式があってな、お前の為にブーケを手に入れた。次は、俺らの番だから、早く目を覚ませよな。」 俺は、リラの枕元にブーケを置いた。 すると、星崎が入ってきた。 「鷲尾、結婚式はどうだった?ほら、お前が来るようにと思って、差し入れのコーヒー買ってきた。」 「あぁ、ありがとな。」 俺は、星崎からコーヒーを受け取った。 「鷲尾、お前はリラのことが好きなのか?」 「いきなりどうした?!」 あっぶねぇ…コーヒー飲む前に吹き出すかと思った。 「俺、お前を追い詰める為にリラを利用した。でも大会の時、優勝したリラの笑顔を見て、一目惚れしたんだ。」 「お前…まさか!?」 まさか…本当にリラを奪うつもりなのか? 「いや、お前からリラを奪うつもりだけど、リラの事を諦めるよ。」 「星崎……てめぇ、紛らわしい事を言うな…💧」 すると、ケータイが鳴った。 「ここ病院なのに誰なんだ…?」 ケータイを開いたら、克哉からだった。
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